小規模型多機能居宅介護とは、「通い」を中心に、ご本人やご家族の希ご希望に応じて、「泊まり」「訪問」といったサービスを組み合わせて「自宅で継続して生活する」ために必要なサポートを行う「その人らしい」生活を送っていただくためのサービスです。
柔軟な対応ができるのが特長です
「小規模多機能型居宅介護事業所」は、「通い」「訪問」「泊り」のサービスを「一つの拠点」から一体的・連続的に提供し、いづれも同じ職員が対応するため「環境の変化」に敏感なお年寄り(特に、認知症の方)の不安を和らげることが出来る介護サービスです。
曜日によってご家族がお勤めに出られていて、「介護サービスを利用したくてもデイサービスの送迎時間に合わせることが難しい」、「認知症のため人の集まっているところに参加することが難しい」などお困りの方へ、『柔軟な対応ができる』ということが大きな特長です。「通い」で顔なじみになった職員が「泊まり」や「訪問」の際にも対応しますので、「環境の変化」に敏感なお年寄り(特に、認知症の方)の不安を和らげることが出来ます。
ご利用までの流れ
ご利用料金
ご利用回数によらず、一定の費用でサービスが利用できます。
※食事などの諸費用は別途となります。
要介護度 | 自己負担額(負担割合1割) | 自己負担額(負担割合2割) | 自己負担額(負担割合3割) |
要支援1 | 3,496円 | 6,993円 | 10,489円 |
要支援2 | 7,066円 | 14,132円 | 21,198円 |
要介護1 | 10,600円 | 20,991円 | 31,801円 |
要介護2 | 15,578円 | 31,157円 | 46,735円 |
要介護3 | 22,662円 | 45,324円 | 67,985円 |
要介護4 | 25,011円 | 50,022円 | 75,033円 |
要介護5 | 27,578円 | 55,156円 | 82,734円 |
※※上記は一か月分の料金
※ 事業所の体制により、若干の加算の変動がある場合があります。
※ 負担割合は、市から交付される「介護保険負担割合証」に記載されています。
※ 月途中からの利用開始・利用中止の場合は、日割り計算になります。
※ その他、次の加算があります。
初期加算(1月あたり)
初期加算単位数 |
30単位 | 小規模多機能型居宅介護(介護予防小規模多機能型居宅介護)に登録した日から起算して30日以内の期間については、初期加算として左記のとおり加算分の利用者負担があります。
30日を超える入院後に再び利用を開始した場合も同様です。 |
認知症加算(1月あたり)
認知症加算(Ⅰ)単位数 | 800単位 | 日常生活に支障を来すおそれのある症状・行動が認められることから、介護を必要とする認知症の利用者(主治医意見書における認知症日常生活自立度がⅢ以上)の方に、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
認知症加算(Ⅱ)単位数 | 500単位 | 要介護2に該当し、日常生活に支障を来すような症状・行動や意思疎通の困難さが見られ、周囲の者による注意を必要とする認知症の利用者(主治医意見書における認知症日常生活自立度がⅡ)の方に、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
看護職員配置加算(1月あたり)
看護職員配置加算(Ⅰ) | 900単位 | 常勤かつ専従の看護師を1名以上配置している場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
看護職員配置加算(Ⅱ) | 700単位 | 常勤かつ専従の准看護師を1名以上配置している場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
看護職員配置加算(Ⅲ) | 480単位 | 常勤換算方法で1以上の看護職員を配置している事、定員超過利用または人員基準欠如減算の適用を受けていない場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
看取り連携体制加算(1日あたり)
看取り連携体制加算(死亡日から死亡日前30日以下まで) | 64単位 | ・医師が一般に認められている医学的知見に基づき回復の見込みがないと診断した者であること。
・看取り期における対応方針に基づき、看護職員、介護職員等が入所者の状態または家族の求め等に応じ介護記録等利用者に関する記録を活用し行われるサービスについての説明を受け、同意した上でサービスを受けていること。 (施設基準) ・看護職員配置加算(Ⅰ)を取得していること。 ・看護師による24時間連絡できる体制を確保していること。 ・看取り期における対応方針を定め、利用開始の際に、登録者又はその家族に対して、当該指針の内容を説明し同意を得ていること。 |
総合マネジメント体制強化加算(1月あたり)
総合マネジメント体制強化加算 | 1000単位 | 次に掲げる基準のいずれにも適合すること。
・個別サービス計画について、利用者の心身の状況や家族を取り巻く環境の変化に踏まえ、介護職員や看護職員等の多職種協働により、随時適切に評価する事。 ・地域における活動への参加の機会が確保されている事。 |
※区分支給限度額管理の対象外
サービス提供体制強化加算(1月あたり)
サービス提供体制強化加算(Ⅰ)(イ) | 640単位 | 介護福祉士が50%以上配置されている場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
サービス提供体制強化加算(Ⅰ)(ロ) | 500単位 | 介護福祉士が40%以上配置されている場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
サービス提供体制強化加算(Ⅱ) | 350単位 | 介護福祉士が60%以上配置されている場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
サービス提供体制強化加算(Ⅲ) | 350単位 | 3年以上の勤続年数のある職員が30%以上配置されている場合、左記のとおり加算分の利用者負担があります。 |
※区分支給限度額管理の対象外
訪問体制強化加算(1月あたり)
訪問体制強化加算 | 1000単位 | ・訪問サービスを担当する常勤の従業者を2名以上配置している事。
・事業所における1月あたり延べ訪問回数が200回以上である事。 |
※区分支給限度額管理の対象外
介護職員処遇改善加算
介護職員処遇改善加算(Ⅰ) | 所定単位数に7.6%を乗じた単位数 |
介護職員処遇改善加算(Ⅱ) | 所定単位数に4.2%を乗じた単位数 |
介護職員処遇改善加算(Ⅲ) | 介護職員処遇改善加算(Ⅱ)の90/100 |
介護職員処遇改善加算(Ⅳ) | 介護職員処遇改善加算(Ⅱ)の80/100 |
※区分支給限度額管理の対象外
※ 前述の介護保険対象サービスに係る利用料金は、厚生大臣が定める基準によるものとし、制度の改正、介護報酬の改定により変動した場合には、準じて改定させて頂きます。また、介護保険対象外サービスに係る料金は物価の変動、その他の事情により変動させていただくことがございます。
上記負担額のほか、食事・宿泊費などご利用回数に応じて下記の金額がかかります。
項目 | 料金 (ご利用回数に応じて) |
朝食 | 330円(1食) |
昼食 | 650円(1食) |
夕食 | 650円(1食) |
宿泊費 | 1,900円(1泊) |
その他 | 紙おむつ・尿パッド等 ※ ご利用に応じて実費となります。 ※ 生活保護受給の方は、別途対応させて頂きますのでご相談ください。 |
ご利用いただける方
当事業所は地域密着型介護事業所です。ご利用いただける方は、次のすべてを満たす方がご利用いただけます。
在宅での生活を継続して希望される方
要介護認定の方
要介護または要支援認定を受けた方であれば、どなたでも利用できます。
退院後の方、認知症の方で、ご家族だけでは介護が厳しい状況の方など。
富士宮市在住の方
原則として、富士宮市市在住の方が対象となります。
よくある質問
Q,家族全員早朝から出かけなければならないし帰りも遅くなる環境なのですが対応可能でしょうか?
A,楽寿は24時間365日対応です。
事前にご連絡いただきましたら、予定よりも早い時間に通っていただくことや、迎えに来ていただく時間を遅らせることも可能です。
Q,家族の体調が悪くなった時やどうしても外せない用事が出来たとき、 急な利用はできますか?
A.計画的なご利用のほかに、介護するご家族の方の体調不良や急な用事にも柔軟に対応します。
Q,認知症で、いきなり知らない人の所へ一人で通わせるのは不安です。
A,最初は何度か職員が訪問させていただき、ご本人との馴染みの関係を築いてから通っていただいたり、最初のうちはご家族とご一緒に通われて、慣れてからお一人で通われる方もいらっしゃいます。また、時間も短時間から始めて、徐々に伸ばしていくこともできますので、まずはご見学をされることをおすすめしております。
Q,基本的に在宅での生活を希望していますが、私自身多忙のため、通うにしても朝の支度が大変そうで不安です。
A,例えば「通い」の送迎時に「訪問」を組み合わせることもできます。
お仕度のお手伝いなど、あらかじめ計画させていただきますのでご安心ください。
Q,予定が日によって夕方からだったり、夕食を済ませるなどその時によってバラバラになりそうなのですが大丈夫でしょうか?
A,利用する時間も曜日も、一人ひとりの必要な時に合わせて利用できます。
Q,お風呂まで入れてもらいたいけれど、他人の入ったお湯を嫌がっています。
A,気持ちよく入浴していただけるよう、自宅で入浴されていた時と同じように支援させて頂きます。たとえば、
掛かり湯をせず、まず浴槽につかりたい方も、後のことを気にすることなく普段のご自分のやり方で入っていただけます。
Q,いろいろ便利そうだけど、料金はどうなるのかしら?
A,ご利用料金は介護度に応じて1ヶ月単位の定額制です。(介護負担割合による)
1ヶ月ごとの計画に沿ったご利用以外に、急な「通い」や「宿泊」のご利用があっても、サービス利用金額は変わりません。
※ 食事・宿泊料などの実費は別途ご負担いただきます。これらのご利用は、登録(利用契約)されていることが前提です。
「通い」について
「楽寿」の基本のご利用は「通い」です。
ご利用基本時間 原則AM9:00頃~PM4:00頃まで。
必要なことを必要な時間に、一人ひとりの状態に合わせたサービスを提供します。
例えば、「昼食だけ」「午前中だけ」という短時間のご利用、「月曜と水曜だけ」といった曜日限定のご利用など、利用者様とご家族のご希望に合わせて柔軟に対応致します。
※ 1日の「通い」の定員は18名です。
※ ご家族の方が送迎できない場合は、対応させていただきます。
※ 送迎時間はAM9:00~PM5:00です。
※ 送迎時間外の場合は、ご家族の方で送迎をお願いする場合もございます。
「泊り」について
基本は予約制です。
ご利用時間 PM7:30頃~翌AM9:30頃まで。
ご家族が風邪などで急に宿泊が必要になるなどの状況に応じてご利用できます。
「泊り」と「通い」を組み合わせてのご利用も可能です。
普段通われている場所という安心した環境でお泊りいただけます。
※ 1日の「泊り」の定員は6~8名です
「ご自宅への訪問」について
通いや泊りのサービスを利用していない時間帯の支援です。
たとえば、「通い」が困難になったとき、安否を確認したりご自宅で一緒に時間を過ごしたりします。
「服薬の管理のために数分間の訪問」や「ご家族の代わりに様子を見に行く」など、訪問する回数や内容もさまざまにご利用いただけます。「通い」の送迎時に、着替えのお手伝いをするといった形の「訪問」も利用できます。
また、緊急時には即、訪問いたします。
小規模多機能型居宅介護事業所・楽寿の役割
有限会社サンセイが行う小規模多機能居宅介護施設「楽寿」が目指す事、それは「ご本人ができるだけ楽しくその人らしい生活を送っ頂くこと」です。今までの生活は十人十色、それぞれの生活スタイルがあります。私達はご本人の想いをできる限り尊重し、第二の自宅・第二の家族として一緒に生活を送らせていただければと思います。